入国管理局 不法入国

6月10日(月)朝9:00、近くの地方法務局へ行ってきました。

「金曜日、子供たちのパスポートを申請に行ったんですが、国籍がない可能性があるため発行できないと言われてしまい、法務局へ行くように言われたんですが」と告げ、詳しく経緯を説明すると、あっさり「お子さんは国籍を喪失しています。市役所へ行って喪失届を提出して下さい。入国管理局にも問い合わせてみて下さい。」

覚悟していたとはいえあまりにも簡単に言われ…。

自宅に帰り、入国管理局に電話で問い合わせ、事情説明すると、「お父さんですね、では出頭して下さい。」とのこと。出頭?なにそれ?犯罪者になったの?

 電車で1時間かけ、入国管理局に出頭。出頭申告窓口にて子供たちの日本のパスポートと母親のロシアのパスポートを提出。30分程待たされた後、中へ案内され、こちらから詳しく経緯を説明し、その後いくつかの質問を受けました。担当者はまだ30歳前の優しそうな女性でした。少し待つように言われ女性は席を立ち、5分程で戻って来ました。

そして子供たちについて、「ロシアのパスポートを取得した時点で日本国籍は喪失しています。それ以降日本のパスポートは無効ですので言葉は悪いですが、あなたのお子さんは不法入国になってしまいます。そして今現在、在留許可のない外国人という不安定な状態です。」と説明してくれました。不法入国とは、去年の夏の海外旅行で、無効となっている日本のパスポートを使って出入国した事が最後の違反だというのです。事情が事情なので…と同情的に話をしてくれました。今後の手続きについて説明を受け、「これだけの書類を揃えてもう1度出頭して下さい。」と紙を1枚渡され終了です。

やっぱり子供たちはもう日本人じゃないんだ。何でこんな事になるんだろう?こんな簡単に国籍がなくなってしまうなんて。