国籍喪失届 その2

戸籍から消え不法在留の外国人になってしまった息子と娘。私の住民票には、もう2人の名前が消えていました。全くどこにもない。昨日まで私の子供として載っていたのに。

すぐにその影響が出ました。今日は朝から、何度も電話が鳴る。市役所の「教育指導課」「福祉医療課」「子ども家庭課」からだった。それぞれ課へ来て下さいとの事。先ず、「教育指導課」へ行く。長男の小学校の問題です。外国人は義務教育の枠から外れる事から、学校へ行くには特別の届け出が必要らしい。3枚ほどの紙に内容を確認して親が署名捺印するのですが、その内容が情けないのです。「給食費等は必ず期限までに払います」だとか「他人に迷惑をかけないように」だとか昨日まで普通に通っていた小学校なのに今さら…。次は「福祉医療課」私の市では中学生までの子供は医療費が全額タダ。市が負担してくれるのです。住民票に名前がないのだからこれからは自費かなと思い話を聞くと、なんと「これまで負担した分も返還して頂く可能性があります。」だって。唖然としていると、あちらの言い分はこうでした。「国籍の喪失は届出をした時ではなく、実際に喪失が起きた時だという事。」そう、ロシアのパスポートを取得した8年前と、5年前まで遡ってしまうのです。消滅時効が5年ですので、5年前の分からは返さなければいけないという事なのです。国籍喪失の事情を説明すると、検討してみるとは言ってくれました。最後に「子ども家庭課」です。ここは児童手当を担当する課です。先ほどの件でもう内容は大体わかります。そう、やっぱりここも過去5年分の児童手当を返還してくれとの事。こちらはもうしっかりと金額も計算されていました。二人でなんと約90万円。間違って失くした国籍、昨日まで普通に日本人として生活していたのに。あまりにもひどい。以前の子供手当は、外国人が海外に残してきた子供にも支給され問題になっていました。なんでうちだけこんな目に?到底納得できない旨告げると、1度では無理でしょうから分割等話には乗りますとの事。

まだ他にも影響が出るのか不安は募るばかり。