国籍喪失届

国籍についてどれだけの人が考えたことがあるのでしょう。

親の国籍が違えば両親それぞれの国籍を持つんじゃないの?

20歳までにどちらかの国籍に決めればいいんじゃないの?

こう考える人が大多数なのではないでしょうか?どこで誰に教えてもらったかは解りませんが、少なくとも私はこう理解していました。

市役所に国籍喪失届を提出しに行ってきました。これで正式にうちの子供たちが日本の戸籍から消えてしまいました。日本人としての名前も失ってしまったのです。漢字の名前はもうどこにもありません。これからはアルファベットです。可哀そうでなりません。市役所の担当者によると5年ほど前にも同じ様な事が2件あったそうです。事情を踏まえ親切に素早く処理してくれましたが、親の無知とは言えこうなる前にどこかでなんとかならなかったのでしょうか?ロシア人との婚姻届提出の時、または子供の出生届の時、市役所から一言注意があれば、ロシアパスポート取得の時は、日本の国籍が無くなる事をロシア側が言ってくれれば、等色々考えてしまいます。日本は法治国家、知らないでは済まされない事はよく解っています。でも、でも…

色々愚痴を言っていてももう国籍は戻ってこない。こうなったら少しでも早く、子供たちのためにしてやれる事をやるしかない。今やれる事は、必要書類を集め、入管に出頭し、外国人となってしまった子供たちの在留許可を取ってあげる事だ。そしていつかは日本の国籍を再度取得して日本人に戻してあげる。