何が問題なの?
大問題発生から二日間、パソコンの前に張り付き、「日本国籍」「ロシア国籍」「国籍喪失」「日本国籍ロシア」等様々なワードを検索し、この問題について調べ上げました。
その結果解ったのが以下の3つの法律でした。
日本国籍法11条1項「日本国民は、自己の志望によつて外国の国籍を取得したときは、日本の国籍を失う。」
ロシア国籍法 2002年7月1日以降に一方の親がロシア国籍で、一方の親が外国籍である両親からロシア国内で出生した子は、ロシア旧国籍法第12条B項の規定により出生に伴いロシア国籍を取得する。一方の親がロシア国籍で、一方の親が外国籍である両親からロシア国外で出生した子に関しては、外国籍を取得せず、無国籍となる場合のみ出生に伴いロシア国籍を取得する。
ロシア国籍法第14条第6項Aに規定する手続に則り、両親の合意文書による申請に基づき、ロシア国籍を取得することが可能である
この3つの法律から、
1.日本国籍は新たに外国の国籍を取得するとその時点で喪失する。
2.ロシア国籍は、一方の親が外国籍の場合、ロシア国内で生まれた者だけが取得する。
3.子が出生に伴いロシア国籍を取得しなかった場合申請により新たに取得できる。
という事が解りました。
私の子供たちは何が問題なのか良く考えてみました。この問題が起きたきっかけはロシア国籍である母親のパスポートに子供たちの写真が載っていることでした。
何故写真が載っているのか?それは、子供たちはそれぞれ生まれてから1年程後に母親とロシアに里帰りをしています。この時、ロシア大使館から子供たちがロシアに入国する際、ロシアのパスポートかビザが必要だと言われました。子供たちは2重国籍なんだから両方のパスポートを持っていた方が便利だと思い、発行の申請をしたのです。
ここで大きな間違いをしていた様です。
子供たちは生まれた時点では、日本の国籍しか持っていなかった。
ロシアへのパスポート申請は、国籍を取得する行為だった。
結果、子供たちは日本国籍を失ってしまった。
どうやらこういう事らしい。